痛みのない毎日へ!関節痛、リウマチを根本から改善する新成分「アンチビノン」

中島 利博 東京医科大学教授

中島利博・東京医科大学教授

東京医科大学 医学総合研究所 教授
キルギス共和国 名誉領事 国家顧問
日本リウマチ学会指導医・評議員
第8回日本線維筋痛症学会 学会長

1995年 第8回日本内科学会 奨励賞受賞
2001年 日本医師会医学研究助成金 受賞
2002年 日本リウマチ学会 学会賞受賞
2005年 ノバルティス・リウマチ医学賞 受賞 など

特許の名称(最新状況) 出願番号※( )内は出願日
(公開、公告、登録のうち最新のもの)
出願人
滑膜細胞タンパク質
(特許取得済)
特許第4035151号(公開H19.3.29) 中島利博
滑膜細胞タンパク質
(特許取得済)
特許第4035152号(公開H19.4.5) 中島利博
SYNOVIAL CELL PROTEIN
(特許取得済)
特許7,632,507(H22.12.15) 中島利博
SYNOVIAL CELL PROTEIN
(特許取得済)
特許01272293.0 中島利博
タンパク質のユビキチン化抑制剤
(特許取得済)
特許5008932 中島利博
体重調節作用を有する物資をスクリーニングするための方法
(特許取得済)
特許第5868403号 中島利博

関節の痛みは“寝たきり”の入口!

年齢と共に手足の関節痛に悩まされる方はとても多く、厚生労働省の調査からの推計では全国で約1,560万人にもなると言われています※。また関節リウマチは全国で約50~60万人いるとされます。
関節痛、リウマチは共に男性より女性の患者さんが多いのが特徴です。手足に痛みがあると家事や歩行もおっくうになって、体を動かすことが少なくなり、それがまた「運動不足」→「痛みの悪化」→「さらなる運動不足」という悪循環を招いて、“要介護”や“寝たきり”へのルートが出来上がってしまいます。
関節の痛みは50代くらいから始まるものという印象がありますが、関節リウマチは30代くらいから発症率が高まります。初期の関節痛は「病院に行くほどでもない」と軽く見てしまう人が多いようですが、関節の損傷は放っておくとどんどん進行します。関節の痛みが継続するようでしたら、できるだけ早く対策を施しましょう。
※出典:「運動器の慢性痛を取り扱う視点から」愛知医科大学 学際的痛みセンター 牛田 享宏氏

関節の痛みが起こりやすい人

痛みの原因は関節の炎症

関節痛の原因は大きく分けて2つ。変形性関節炎と関節リウマチです。
変形性関節炎は、負担のかかる膝や腰などの衝撃を吸収する関節の軟骨が加齢や激しい運動によって変形し、炎症を起こして痛みが生じます。症状が進行すると、軟骨がすり減って骨同士がぶつかって、さらなる痛みを引き起こします。関節リウマチは、自己の免疫が関節や軟骨を攻撃し炎症と痛みを引き起こす病気です。
変形性関節炎と関節リウマチは病気を引き起こす原因は異なりますが、関節の痛みが出るメカニズムは共に「関節の炎症」です。
そこで長年国内外でリウマチ研究を続けていた中島教授が着目したのが関節に存在する「滑膜」でした。

健康な人の膝関節 変形性膝関節症の人の膝関節 変形性リウマチの人の膝関節

関節の滑膜に痛みの犯人がいた!

1998年、中島教授は関節リウマチ患者の滑膜細胞に多く見られる未知の遺伝子を発見しました。中島教授はこの遺伝子を「シノビオリン」 (シノビオは滑膜という意味)と名付け、さらに研究を続けました。 すると、シノビオリンは滑膜の炎症を引き起こし、滑膜細胞を増殖させて痛みを引き起こす元凶であることが分かったのです。
中島教授のこの発見は、関節リウマチの画期的な治療薬につながる大きな成果であると評価され、最年少で日本リウマチ学会 学会賞を受賞しました。

変形性関節炎、関節リウマチ、肺線維症、肝硬変……
慢性の炎症に関わるすべての疾患を救う成分を発見!

しかし、シノビオリンが関節の痛みを引き起こす直接の原因となることが分かっても、それを抑える手段が分からなければ苦しむ患者さんの助けにはなりません。 中島教授は世界中のあらゆる物質からシノビオリンの活性を阻害する物質を探すという、途方もない研究に着手しました。中島教授が研究対象とした物質は、なんと400万種。
その中から効果のあるもの数百を選び出し、人間が食べてきた歴史のあるものを厳選。さらに実験を重ね最も効果が現れる組み合わせを見つけ出し、ついに抗シノビオリン効果の決定版となる成分の配合比率を完成させたのです。
中島教授は、その成分に「アンチノビン」と命名しました。
アンチノビンを投与した関節炎マウスは症状が改善し、関節リウマチ患者を対象とした試験でも、アンチノビンが滑膜細胞の増殖を抑制して症状を改善することが確認されました。
またアンチノビンは、変形性関節炎や関節リウマチだけではなく、シノビオリンによる炎症が原因となる肺線維症や肝硬変にも改善効果をもたらすことが期待されています。

シノビオリン阻害剤を与えたマウスは関節炎が改善

肥満や糖尿病など、
エネルギー代謝に関わる不調の改善にも期待

シノビオリンの研究を続けていた中島教授は、ある時、研究対象のマウスに不思議な現象が見られることに気付きました。 シノビオリンを抑制したマウスは、いくらエサを与えても肥満にならずに体重が減少していったのです。

シノビオリンを失くしたマウスは体重が減少
ミトコンドリア

そこでシノビオリンとエネルギー代謝の関連を調べてみると、シノビオリンは細胞のエネルギーの産生に関わるミトコンドリアの活動を阻害するということが分かりました。
ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場で、細胞を健康に若々しく保つためにとても大切な物質です。
食べ物からエネルギーを摂ってもミトコンドリアが正常に働かなければ体内でエネルギーは産生されず、細胞の老化を招きます。
また、使われなかったエネルギーは体脂肪となって体に蓄積されてやがては肥満となってしまいます。
若々しい軽やかな身体とイキイキとした毎日には、ミトコンドリアの働きを正常に保つことが重要なのです。

これまで「若返りの栄養」として、もてはやされてきたコエンザイムQ10などは、ミトコンドリアの餌になることで活性を高めていました。 しかしミトコンドリアの働きを阻害するシノビオリンを抑える方が、ミトコンドリアの活性向上に直接的な効果が見込めます。
アンチノビンはシノビオリンの働きを抑制し、ミトコンドリアを活性化させることから、シノビオリン遺伝子が関与していると考えられる様々な病をブロックできる期待の新成分です。 アンチノビンは、病に悩む人にとってはもちろん、いつまでも軽やかで若々しい身体でいたいと望む全ての人にとって有用な注目の成分です。

シノビオリンをアンチノビンがブロック!

編集後記

いま、運動機能の低下による「ロコモティブシンドローム」が介護リスクを上げると大きな社会問題になっています。「立つ」「歩く」といった機能を阻害する関節の痛みは、「ロコモティブシンドローム」に直結します。 また、関節の痛みは日常生活に大きな影響を与えるだけでなく、「イキイキと過ごしたい」「長生きしたい」という前向きな気持ちをもむしばんでいきます。
私たちは「ロコモティブシンドローム」に関わる関節の痛みを取材する中で、このアンチノビンにたどりつきました。もちろん効果には個人差がありますし、適切な医療行為を受けたうえであるということが大前提ですが、より快適ですこやかな毎日をすごすためのヒントとして、この度アンチノビンを取り上げてみました。この記事が関節の痛みに苦しむ皆様の気持ちを明るくするものとなりましたら幸いです。
カルナの豆知識は患者サービスの一環として、全国約1,830箇所の医療機関に無料設置している情報誌です。こちらの紙面の方も機会がございましたらぜひお手にとっていただけたら幸いです。今後共よろしくお願い致します。



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